「社会を明るくする運動」入選作文【10】経験から得たこと

尾道地区保護司会(小川曉徳会長)が行った第68回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する

経験から得たこと

向島中学校3年 安井美月さん

私は、今までの生活の中で一番後悔したことがあります。それは、中学二年生の時です。私が自転車を盗まれてしまったことです。私は今回のこの作文で、自分の体験を基に犯罪や非行のない社会を築くために考えたことを書きたいと思います。

私が自転車を盗まれてしまったのは二つの原因がありました。一つ目は、カギをかけていなかったことです。普段の学校生活では先生方がカギをかけているか点検するのでかけていましたが、土曜日の部活であったため、みんなかけていませんでした。それで気が緩んでしまい、かけませんでした。

二つ目は、学校だから盗まれることはないと思っていたからです。その結果、部活が終わり、自転車置き場に行くと自分の自転車はなく、ヘルメットだけ置いてありました。その時は「盗まれた」と思い、涙があふれ出してしまいました。

先生にすぐ言って探しましたが見つからず、警察の方々に来ていただきました。また仕事中だった母にも来てもらいました。母に会った時は、ずっと「ごめんなさい」と泣きながら謝り続けていました。

学校から家は遠いので、自転車通学のため、中学生になって初めて姉のおさがりではない自分だけの自転車でした。私がカギさえかけていればこうなることはありませんでした。先生方や警察、また家族にとても迷惑をかけてしまい、自分がダメな人間だなと思いました。

それからは、姉の自転車を貸してもらい、自転車で登校しました。学校でも、土曜や日曜の部活では、カギを必ずかけ、ヘルメットを教室に置くように言われました。盗まれてからの数日間は、いろんな人から「大丈夫」など、心配そうに声をかけられましたが、自分は「平気」「全然大丈夫」などとうそをついていました。内心ではずっとカギをかけていなかったことを後悔し、盗まれてしまったことにショックを受けていました。

その出来事から約一年たち、三年生の六月、自転車が見つかったのです。父が車で走っている時、偶然にも自転車を見つけたそうです。見つかったと聞いた時は、うれしいのかうれしくないのかよく分かりませんでしたが、ホッとした気持ちになりました。心の奥ではずっと早く見つかってほしいと思っていたことがなくなって良かったのですが、この出来事は自分の中では忘れたくないです。

このことから、私は二つのことを思い考えました。一つ目は、自分のものは自分で管理することです。学校の敷地内にあるから大丈夫だとは言いきれません。誰かが入ってくる可能性はないとは言えません。それは公共施設でも同じです。だから自分の物、自転車などは防犯のためカギがあります。カギをかけることで自転車は使うことができないので、必ずかけてから移動したいです。

二つ目は、感謝の気持ちを持ち大切に使うことです。両親が買ってくれた自転車を無駄にしてしまい、心が痛くなりました。もうそんな思いをしないためにも、今自分は、親のおかげで学校に行けていると思っています。これからはそういった気持ちを忘れずに、自転車に乗っていきたいです。そして、一人一人がカギをかけ意識することで、自転車はとれにくくなり、盗もうとする人はとることができず盗られることがなくなり、誰かが盗まれて悲しい思いをする人はいなくなると思います。

自分のちょっとしたミスで盗もうとしている人にチャンスを与えてしまいます。なぜ人は盗もうとするのかはっきりしたことは分かりません。

でも、ちょっとした気の緩みで大切な何かを失ってしまうことがあり得るかもしれません。その対策を一人ひとりがしっかり練ることで犯罪や非行のない社会を築きあげることができるのではないかと考えています。

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