「社会を明るくする運動」入選作文【8】犯罪者だって人間

尾道地区保護司会(小川曉徳会長)が行った第68回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

犯罪者だって人間

向東小学校6年 岡田彩希さん

犯罪者は、最初から犯罪者として生まれてきたのではありません。

私は、犯罪者の心について考えました。犯罪には、万引き、殺人、強盗、窃盗、器物破損、詐欺、傷害など、色々な犯罪があります。ただ、どの犯罪にしても、同じような心をもってやったのだと思います。

その心は、どのようにして生まれたかを考えると、何かしらの被害からスタートし、喜びを感じる場が徐々に閉ざされていき、出会う人々からネガティブな対応を受け、愛を見つけ出すことができなくなっていく…。そして、行き場のない心境になり、八方ふさがりの状態を体験することになります。そのような状態で、思考がネガティブな方向へと向かい、心がねたみや憎しみ、恨みへと一気に変換されたということなのではないでしょうか。

犯罪者は、自分が安らぐ場所を得るために次の被害者となる人を選び、危害を加えます。そうすることで、自分の存在意義を確認し、生きている証を確かめています。私は、犯罪や戦争を無くすためには、加害者に罰を与えて、この世界から隔離してしまうだけではいけないと思います。

私は、いつも、「戦争をなくしたい。」「犯罪をなくしたい。」「平和な世界にしたい。」と思っています。でも、思うだけでは世界は変えられないと思ったので、私は、まず自分にできることは何だろうと考えました。

一つ目は、登下校中にあいさつをすることです。私は、小さい頃、あいさつなんて恥ずかしいし、面倒くさいと思っていました。でも、今、あいさつをすることによって、笑顔で気持ちのよい人が増えるなら、犯罪を起こす人が少なくなるのではないかと考えています。しかも、あいさつをすることによって、相手とつながることができます。一人ではないんだよ、ちゃんとつながっているんだよというメッセージとともにあいさつをしていきたいです。

二つ目は、人の悪口を陰で言わないことです。一人が悪口を言い始めて、そこからいじめにつながって、いじめられていた子が心に傷を負い、自殺をする。このことは、犯罪であるとともに、いじめていた子の心にも傷は残り、心的に犯罪のようなものになると私は思います。だから、私は人の悪口を陰で言いません。もしも、友達が陰で悪口を言っていたらやめるように注意します。

三つ目は、人や動物の良い所を見付けることです。例えば、雰囲気が悪い所をきれいにすると、犯罪も少なくなると思います。公園にゴミが落ちているなら、ゴミを拾っている人の行為を褒めたり、認めたりします。奉仕活動の良さは、そこにあるのかもしれないと考えることができました。

他にも色々自分にできることはあると思います。ただ、ここに書いた三つのことは実行するように心がけたいです。

また、このようなことを心がける人を、たくさん増やしたいです。そのためにも、私から行動していきます。

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