因島で見た野鳥【29】キンクロハジロ

キンクロハジロ

カモ目カモ科の一種。全長40㎝でコガモよりやや大きい冬鳥。海ガモの一種。雄は、頭部が紫光沢のある黒で、後頭部に垂れ下がった長い冠羽があるのが特徴の一つ。胸・背・腰は黒で、脇と腹は白い。

写真のオスは11月に撮影したもので、生殖羽への換羽が未完成で、冠羽も短く、各部分の色も鮮明でない。2月には、頭部が紫になっていた。メスは、全体に茶褐色で、短い冠羽がある。目は、オス・メスともに黄色。羽を広げると、白い翼帯が目立つ。

淡水ガモの尾羽は水上に出ているが、海ガモ(潜水採餌ガモ)の尾羽は、水に浸かっており、飛び立つ時に水面を助走する。しばしば、潜水して採餌するので、しばらく観察しないと、見落とすことがある。

キンクロハジロの語源は、金色の目をした黒い体で羽(翼帯)が白いカモの意味で、「金眼黒羽白」という説がある。

(写真・文 松浦興一)

右が生殖羽へ換羽中のオス、左がメス

羽を広げたキンクロハジロ。白い翼帯が目立つ

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