因島で見た野鳥【24】ヒドリガモ

カモ目カモ科の一種。全長48.5cmの中型のカモ。コガモについで飛来し、数もコガモに次いで多い。嘴は鉛色で先端が黒く、足は灰黒色。メスは、全体に褐色だが、他のカモに比べて赤みが強く、腹は白。生殖羽のオスは、頭頂は黄白色で、頭部から頸は赤茶色で、胸はぶどう褐色で、他の部分は灰色。翼鏡は青緑色に見えることが多い。オスの頭部に赤味が強いことから、「緋色のカモ」→「ヒドリガモ」となったのかもしれない。

生物進化に関するC・ダーウインの自然淘汰(自然選択)の理論では、様々な突然変異の起こる中で、環境に最も適応した種が生き残る。ならば、「全く同じ環境にいる同種のカモが、雌雄で色が違うのは何故か(月)」の疑問が起こる。ダーウインはそのことも考察し、動物の雌雄の形質の違いは、メスが好みに合うオスを選択した為とのことである。これを性選択という。カモのオスも、天敵が見つけにくい地味なエクリプスの方が、生存に有利であるが、メスに選んでもらうために、派手な生殖羽になる。

(写真・文 松浦興一)

左が生殖羽のオス、右がメス

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