9月20日はバスの日 身近な公共交通機関 利用拡大に様々な工夫

 9月20日は、日本でバス事業が始まった記念日である。1903年(明治36)京都市で最初のバスが走った。因島地域のバスは、創業が市政施行の一年前の1952年(昭和27)。今年が60年目の節目となる。尾道市や三原市と異なり、出発が市営ではなく、民間企業の因の島運輸(株)によってバス網が整備されていった。


 バスの日を記念して、因島地域の島内路線は17日(月)から23日(月)まで小学生以下の乗車は無料のサービスがある。
 それは、現在も変わっていない。因島地域のバス事業は、地域の発展と一体となりながら独自の変遷をとげていった。
 バスを取り巻く社会的環境はいっそう厳しくなっている。過疎化のすすむ農村部だけではなく、都市部においても路線バス廃止の傾向は止まっていない。
 それに追い討ちをかけたのが「一律千円高速」制度であった。バス離れは減収を加速させ、事業者に大きな打撃を与えた。平成20年度から22年度にかけて減収がつづいた。
その措置が終わった現在でもその影響はつづいており、回復傾向をみせていないという。
 平成22年度の実績は次の通りである。島内路線は、輸送人員43万871人(昨年度比1万906人減)、走行距離47万42.6キロ(同2万796.6キロ増)。共同運行で3路線を維持している島外路線の輸送人員は、尾道線7万7031人▽福山線3万3904人▽広島線3万5059人。
 現状は、「電気と同じようにバスが走るのはあたりまえ」、と簡単には言えない状況である。
 陸上の公共交通手段としてのバスの運行は、生活に不可欠なものと言えよう。
 とりわけ高齢者、障害者、通院者、通学者などのマイカーを使えない「交通弱者」にはなくてはならない交通手段である。
 企業による利用拡大のための様々な工夫に対応しながら、将来の島の生活とバス運行について考えるときであろう。

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