因島で見た野鳥【20】アオサギ

ペリカン目サギ科の一種。全長95cm。因島で見る留鳥では、最大級の鳥である。水辺・海辺で普通に見ることができる。

嘴は黄色、頭頂は白く、黒い眉状の筋と黒い冠羽が目立ち、体の上面は灰色で、脚は黄色。飛ぶと、羽に黒い帯状の模様(翼帯)が目立つ。婚姻色では、嘴は赤みを帯びる。巣立った若鳥は、褐色味を帯びた羽衣をしている。八重子島や、因島総合支所前の無人島などで集団繁殖している。

古代の大和言葉では、色の種類を、赤・黄・白・アオに分け、青・緑と灰色を含めてアオと呼んでいた。奈良時代の風土記にも、アオサギという名前が出ている。鳥名の語源は、羽衣の色からと思われる。

海鳥やサギなどは、集団で繁殖し、その排泄物による環境破壊などが問題になっている。しかし、陸地の葉や腐葉土の中に蓄えられた栄養分は、海へと流れ込み、食物連鎖で、植物プランクトン、動物プランクトン、魚類などを経て、鳥の排泄物として、再び、陸地に戻されている。堆積した鳥の糞を、肥料に活用していた時代もある。

(写真・文 松浦 興一)

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