因島で見た野鳥【18】チュウダイサギ

チュウダイサギ(ダイサギの亜種)

ペリカン目サギ科の一種ダイサギの亜種。全長84~94㎝でシラサギの一種。

鳥の区分は、上位から、目・科・属・種になる。このシリーズでは、属名を省略している。異なる種間では繁殖できないので、種が鳥類の最下位の区分と考えることもできるが、種の下位区分に亜種がある。同じ種の群が、隔絶された環境で生息し、相互に交流がないと、少しずつ形質が異なってきて、長い年代を経て、明確に形質の異なった群れとなることがある。これらを、種の下位に亜種として分類する。

例えば、ツバメの種には、日本で見るツバメ、ヨーロッパのツバメやアメリカのツバメなどは、異なった亜種のツバメで、学名では、それぞれ、固有の名がある。同種の亜種間では繁殖もできる。念のためではあるが、コシアカツバメは、ツバメとは異なった種である。

日本で見るダイサギ(種)には、南で越冬し繁殖のために春から夏に来るグループ(亜種チュウダイサギ)と、北で繁殖し越冬のために来るグループ(亜種ダイサギ)がある。

因島で見るチュウダイサギは、夏羽で来る。全身は白色で、嘴と脚・足指は黒く、目は黄色で、目先は緑青色である。コサギより大きいがアオサギより小さい。秋には、嘴は黒から黄色に、目先は淡い黄緑色の冬羽になり、南方に渡去する。

(写真・文 松浦興一)

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