ふるさとの史跡をたずねて【104】青木金比羅神社(因島重井町青木)

青木金比羅神社(因島重井町青木)

青木城は因島村上氏六代吉充以降三代の居城であった。この話が本当だとしたら、最後の本拠地であったわけであるが、それらしいものは無く、閑散としていて訪れる人は多くない。今はすっかり内陸部になっているが、当時は白滝山に連なる東側を除いて三方が海であった。北と南の入り江を想像したら北の方がこじんまりして、なおかつ浅瀬が多かったと思われる。それに山もなだらかであるので、こちらを表、南側を裏としても悪くはなさそうである。だから、青木側に裏木戸門があったという伝承は信じてもよかろう。

裏木戸門、略して裏門が今でも人の口端に上がるのは、そのあたりに江戸時代初期に重井村の庄屋をした長右衛門家の屋敷があったからである。今はその痕跡もないであろうから、長右衛門家の話を始めるにあたって、青木の金比羅神社を訪ねることにした。長右衛門が祀られているし、何よりも、大正時代に裏門辺りからここに移したと言われているからである。

こう書くと長右衛門屋敷の中にあって、同家の守護神であったような印象を与えるが、因島で金比羅金信仰が盛んになるのは江戸時代後期だから、長右衛門の屋敷があった辺りにあったというだけで長右衛門家と直接関係があったとは、思われない。

その金比羅神社には金比羅大明神、住吉大明神とともに二代長右衛門氏が祀られている。二代長右衞門宗徹は寛文10年(1670)に73歳で亡くなっているので、江戸時代のはじめを生きた人である。

(写真・文 柏原林造)

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