ふるさとの史跡をたずねて【103】大土生宮地家墓(因島土生町郷区)

大土生宮地家墓(因島土生町郷区)

對潮院(たいちょういん)の大土生霊銘碑には「九代より大土生旧家墓所」と書かれている。この旧家とは前前回に紹介した第二家老稲井家の屋敷跡で、かつての大土生宮地家の屋敷跡ことである。そこから北側へ少し歩くと、右に山の方へ登る小径があるので進み、左手に注意しておればすぐにわかるだろう。

九代にもなると對潮院と大土生宮地家の関係もほとんど無くなったと思ってよいだろう。新しい墓地を求めず、手っ取り早く敷地の一角を墓所としたのであろうか。

十九代宮地毅氏から逆算すると、左端にある霊銘碑には十七代から記されている。従って、右に並んでいるのが九代から十六代までの個別の墓である。

さて、周囲は竹藪である。この周囲がいつ頃から竹藪になったのか知らないし、まして江戸時代の初期のことなど想像もできないが、一部は古くから竹藪だったのではないかと想像した。というのは、大土生宮地の分家の一つに竹之内宮地家というのがあって、竹藪の側にあったのでそう呼ぶようになったと言われているからである。

その竹之内宮地家は三庄の干拓をして、後に三庄の庄屋となる。第二家老稲井家と第四家老宮地家のハイブリッドが因島で果たした役割は小さくはなかった。その一つがこの付近の竹藪から始まったと、私は思っている。

(写真・文 柏原林造)

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