ふるさとの史跡をたずねて【96】千守城跡(因島三庄町千守)

千守城跡(因島三庄町千守)

変電所の隣を通って土生から三庄方面へ下ると海に突き当たる。その少し手前の左手にある丘が千守城跡である。海岸通りより一つ中の道を歩けば登山口がある。頂上近くの開けたところに公文明神が祀ってある。因島で学習塾でない公文という文字があったら、何らかの形で荘園時代の名残だと思えばよい。荘園管理所を公文所と言ったからだ。荘園管理者の館を兼ねた公文所が近くにあったのだろう。

後には一ノ城と関係ある小早川氏、因島村上氏の時代には大目付篠塚伊賀守の居城だったと伝わっている。場所、高さ(79メートル)とも立地条件は抜群によい。多くの伝承を裏付けるかのように、複数の石垣や井戸跡などが残っている。

ここでもう一つ有名な伝承を書いておきたい。それは、南北朝時代の篠塚伊賀守の話である。足利尊氏とともに鎌倉幕府を倒した新田義貞の弟、脇屋義助は南朝の勢力挽回を期して伊予に来る。脇屋義助は程なく今治で病死するが、その重鎮、篠塚伊賀守はよく戦うも押されて、ここ千守まで逃げてきた。諸本によって異なるのだが、岩波書店の『太平記』(日本古典文学大系)では陰ノ嶋になっている。(二巻387頁)。

(写真・文 柏原林造)

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