全国高校総体・体操 田頭剛選手16位に終わる 厳しいマークに孤軍奮闘

因島高校体操部 田頭剛選手

全国高校総体(インターハイ)で高校チャンピオンをめざした因島高校体操部の田頭剛選手の前にたちはだかった壁は、高く強固であった。

8日の規定演技は順調で3位の成績で予選をクリアーし、9日の自由演技に進んだ。埼玉栄(埼玉)などの名門校の選手が高得点を出すなか、田頭選手は、ゆか、あん馬、つり輪、跳馬では僅少差の点数を出したものの、平行棒と鉄棒のミスがひびき、個人総合16位に終わった。

田頭選手にとって連続3回目のインターハイ出場であったが、今回はまったく以前の2回と状況は異なっていた。中国大会で、今年のアジアジュニアチャンピオンである関西高(岡山)の中島立貴選手を破って優勝し、インターハイに出場した田頭選手への全国の強豪選手からのマークはかつてなく厳しかった。また個人総合で上位を狙う選手は田頭選手の場合と違って、団体チームの一員として参加してきている。会場が千葉市で応援団を動員できる点でも関東勢に有利であった。

田頭選手は、こうした「敵地」に単身乗り込み、孤軍奮闘した。プレシャーを逆に力に変え、成長してきた田頭選手ですら初めての経験だったかもしれない。ここで新たな課題が浮びあがってきている。日本のトップレベルに立つためには何を乗り越えていかねばならないのか、いっそう実感したことだろう。

田頭選手は現在、16・17日と横浜市である全日本ジュニア体操競技選手権大会に向け調整に余念がない。この大会は、国際大会出場の足がかりをつかむために重要である。10月には岡山国体が待ちうけている。地元関西高は優勝を狙っており、日本トップレベルをめざす田頭選手の挑戦はつづく。

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