指定管理者を一般募集 因島フラワーセンター 心許無い対応

暑さ寒さも彼岸まで。残暑の厳しさも秋の彼岸になれば衰えてくる。「彼岸」は、春分と秋分の日を中日とした前後7日間をいい、昼夜の長さがほぼ等しく気候の変わり目をいう。

因島の夏の終りは水軍祭りの「火まつり」「小早」レースで幕を閉じる。そして秋の便りは県北山地の高原からやってくる。県道184号を北上すると、キキョウが終ってハギ、オミナエシが咲き誇り、ススキが風になびく。

花といえば、造船が基幹産業だった因島から大型船の建造が撤退。「造船とみかん」の旧因島市は「フルーツとフラワーと水軍」の島を目指した。県は救済策として向島―因島―瀬戸田を結ぶテーマパーク「園芸ベルト構想」を打ち出した。

当時1兆円産業といわれたフラワー産業界だが、その波に乗れたかどうかは疑問。目的半ばにして県立因島フラワーセンターは9月1日から尾道市に移管されたが複雑な心境。これから経営管理の一切を任せる指定管理者を受け皿に一般募集するという心許無い対応である。

(村上幹郎)

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