尾道地区保護司会「社会を明るくする運動」入選作文【5】身近な一歩が世界につながる

尾道地区保護司会(小川曉徳会長)が行った第67回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

身近な一歩が世界につながる

高須小学校6年 石橋七海さん

この前学校の授業で「薬物乱用防止教室」がありました。薬物は使用する事で体だけではなく家族や周りの人達を傷つけてしまう事が分かりました。私は今まで、薬物をつかうのは、悪い人ばかりだと思っていました。でも今は、ふつうに仕事をしている大人の人や学生達もつかっている事にショックを受けました。

薬物を使用すると心も体もボロボロになってしまうと分かっているのに、なぜ使用してしまうのか。大人の人だったら会社や生活でのいやな事や、悲しい事からにげるために、学生の人だったら学校でのいじめや苦しい事からにげるため忘れるために、最近では、女子学生がかん単にやせられるからという理由で始める人もいるということも分かりました。

犯罪であり、身をほろぼすと分かっている薬物に手を出すほどのつらく、大変な思いを自分が体験するかも知れない。そうなったとき私も薬物を使用してしまうのだろうか。なにげなく母に聞いてみました。

「お母さん私が薬物をつかうって言ったらどうする?」
と聞きました。すると母は、
「絶対にダメ、どんな事があってもダメ」
と強く言ったのでおどろきました。母は
「そんな事になったら悲しくて生きていけない」
とも言っていました。私は、家族に悲しい思いをさせる事になってしまうと改めて感じました。

では、薬物をつかってしまった人に家族はいなかったのでしょうか。本当に家族がいない人もいるかもしれません。でも家族以外のだれかが必ずそばにはいたと思います。「人は一人では生きていけない、どこかでだれかにお世話になっていることを忘れないでね」と母に言われてきました。きっと薬物をつかってしまった人にもその人の事を心配したりする人がいたと思います。ただその事に気がつかないで薬物をしてしまい悲しませてしまったのだと思います。私には家族の他にも学校の先生や友達、地域で仲良くなったおじいちゃんやおばあちゃん、小さいころかよった小児科の先生やかんごしさん、思い出すとたくさんの人に支えられて今まで生きてきたんだと思います。私はこの事を薬物をつかってしまった人にも気づいてほしいです。どこかでだれかが支えてくれている事を、ありがとうと思うきもち、そんな事を考えたら、薬物はつかわないと思います。

これから悲しい事やつらい事があったとき、今まで出会ってきた人の顔を思いだして、自分は一人じゃない、と思ったら、少しは悲しみやつらさがへるのではないかなと思います。だれかがそばにいるよと気づいてもらうために、私も困っている家族や友達がいたら助けてあげられる様になりたいです。

そして少しでも薬物を使う人が減っていったら、薬物によっておきた事件や事故も減って明るい社会になるのではないかと思います。身近な人どうしで助けあって感謝して生きていく事が明るい社会にするための一歩だと思います。


石橋七海さん

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