ふるさとの史跡をたずねて【74】トウビョウ鼻(伯方島町北浦)

トウビョウ鼻(伯方島町北浦)

海を見ているとその先に行ってみたくなるものである。いろいろな島を訪ねるとそれぞれの島にはそれぞれの顔があり、楽しい。

伯方島の東北端へ行った。ここでも岩礁ピットを見た。さらに歩いて岬の先端にある岩に立った。トウビョウ鼻である。北に生口島。目を右に転じると狭い水道を隔てて岩城島。その水道の彼方に因島が見える。岩城島の右に、さらに狭い水道を隔てて赤穂根島。反対の左に目を転じれば、多々羅大橋。

もちろん目の前は海。満ち潮だった。多々羅大橋の下と大三島橋の下を流れてきた潮が目の前でぶつかって右へ流れる。渦を巻きながら川のように流れる。泡が流れながら浮いてくる。左前方から音が聞こえる。こういうのを潮騒というのだろう。

右手に潮の行方が二本の筋となって見える。太い方が赤穂根島と岩城島との間へ連なる。これが岩城八幡山城跡の前を流れる急流である。小さいのが生口島と岩城島の間を通って因島の方へ流れる。

本家芋地蔵さんの話はいずれ書く予定ではあるが、この流れがサツマイモの来た海の道ではないかと思った。サツマイモだけではない。多くの文化が伝播した道である。例えば、因島では「雨ばかり降る」というのを「雨ばあ降る」という。これは生口島、岩城島、大三島を経て伯方島まで共通しているという。

海ばあ書あて忘れるとこだったが、ここは因島村上氏に属した大夫殿(たゆうど)城跡の一角である。船隠し、見張り台、そのほか同規模ほどの砦の集合体からできており、群廓複合式の海域と呼ばれる。一帯が貴重な史跡である。

(写真・文 柏原林造)


中央が青影山、右が奥山

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