しまなみ海道開通5年余 因島―三原船便が再編 フェリーが半数に減便

しまなみ海道が開通して5年余、島と三原間の船便が岐路を迎えている。橋の利用定着や島の過疎化の影響を受けて利用客が毎年減少し、船便の再編を迫られている。

土生商船(株)=弓場丞社長は、11月1日から、三原―重井間のフェリー便を今までの15往復から8往復に減便、4往復を三原―鷺間とする。

同社の弓場社長は、「重井―三原間は車の利用が少なくなり、燃料代も高騰している。フェリーの減便を高速船のサービス強化で補っていきたい」と語る。

11月から高速船、フェリーともに、通勤・通学客の定期券割引率をアップし、半年定期券を新設。回数券発行も検討中。高速船始発を土生発6時25分に早め、終便を40分遅らせ、三原発21時32分とした。定員も56人から80人に。これは、高速船航路を通勤・出張・通学などの様々なニーズに応えて再編しようというもの。新幹線、在来線、高速バス、広島空港リムジンバスなどへのスムーズな乗り継ぎに配慮している。

今年6月から開始した高速船+タクシーセット券は好評である。「自宅から港まで気軽にゆったりと」が高齢者などに評判。観光客の利用も期待されている。また同社は、「瀬戸の旅情を奏でる宴会場」である屋形船に力を入れている。地元だけではなく、JTB、近畿ツーリストなどと連携し、全国からの利用客の増加も狙っている。

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