北米紙幣になった日本女性 因島出身キミコオカノムラカミ 激動の時代乗り越えた移民家族【1】

昨年の12月14日、東京在住の塩路憲雄さんからメールが届いた。塩路さんは昭和37年4月、日立造船因島工場に入社、通算10余年を過し家族にとっても因島が第2の故郷となっているそうです。

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昨年夏のこと、横浜でのカナダ人による講演「カナダ100ドル紙幣の日本人女性を知っていますか」を何気なく聞いていたところ、その女性が因島田熊町出身と聞いてびっくり。ぜひとも因島の伝記として書きとどめておくサクセスストーリーと思われます―という意見書付で英文記事が送られてきました。さっそく、尾道市秘書課国際交流員森田さんやロンドン在住の森本りゅうさんの手助けを受けた翻訳を要約しながら読者の皆様にお届けすることにしました。

2003年に発行されたカナダ・バンクーバー・ソルトスプリング島のC$100紙幣に因島田熊町出身のKimiko(Okano)Murakamiの肖像写真が使われていることは因島の誇りとなる人物伝がまた一つ増えたようです。物語りは100年もの昔に家族とともに裸一貫で渡米した家族が日系移民としての反日感情や政府の締め付けや財産没収、1941年の日米大戦後の過酷な労働条件。一時は因島田熊に帰国したが戦後、再びソルトスプリング島に戻り一から出直して成功したという波瀾万丈の人生を切り抜け初心を貫いた移民ファミリーの生活を描いたものですが、かつてカナダの歴史は英国人とフランス人が主導権をにぎっていた時代の物語です。

お断り キミコオカノ掲載のため「碁打ち探訪今昔」はしばらく休載します。

(庚午一生)

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