碁打ち探訪今昔四方山話【10】日本棋院囲碁殿堂資料館と徳川宗家一八代当主(1)

閑話休題 有為転変の世の習いの人生で因島外浦町にある碁聖・本因坊秀策の生家とご縁ができて平成16年(2004)11月15日には日本棋院創立80周年記念式典に秀策記念館長の代理として出席するという栄誉ある機会をたまわり一生の宝物として脳裏に刻まれています。

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徳川家十八代当主徳川恒孝(つねなり)氏


この日の東京は朝からあいにくの雨。外は冷え込みタクシーを止めるのに手間どった記憶が残っています。千代田区の記念式典会場の日本棋院一階ホールは立錘の余地がないほど埋め尽くされていました。第1回の栄えある殿堂入りを果したのは、囲碁を「国技」に高めた天下人徳川家康(1542―1616)▽信長―秀吉―家康の天下人に仕えた近世囲碁史の開祖、初代本因坊・名人・碁所本因坊算砂(1559―1623)▽革新的碁法と制度改革を進めた碁聖第四世本因坊道策(1645―1702)▽御城碁19連勝の偉業を達成した十四世本因坊秀和跡目・上手(七段)本因坊秀策(1829―1862)の4名です。

控室では京都・寂光寺住職大川定信氏と十三代目山崎家当主尚志氏にご挨拶申し上げると本因坊家の宗家が再開したような不思議な雰囲気につつまれました。なかでも徳川家十八代当主徳川恒孝(つねなり)氏は世が世であれば十八代徳川将軍さまです。名刺には日本郵船顧問、徳川記念財団理事長と記してありました。みんな雲の上の人たちです。場違いなところに来たもんだ―と、躊躇しました。

そんなところへ関西棋院理事長塩爺さんこと塩川正十郎代議士が入室。「やー、やー、皆さん、おめでとうございます。囲碁の方は…」と、話を持ちかけてきた。十八代徳川様も、十三代道策子孫の山崎様も「代は続いていますが、碁は継いでいません」という答えに塩爺さん、ちょっと調子抜けしたようでした。

午前10時半からの殿堂資料館オープンセレモニー会場に移動しました。ところが、殿堂入り代表で感謝状を受け、テープカットされるはずの将軍様の姿が見当たらない。かなり時間が延長されたあげく大川氏が代行してセレモニーを終えました。

なぜ、こんなことになったのか一般庶民には理解しにくい仕来りには気がつかなかったようです。

(庚午一生)

 

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