ふるさとの史跡をたずねて【56】荒神社の石塔(因島重井町細島)

荒神社の石塔(因島重井町細島)

除虫菊祭で見た古い写真のうち、五輪塔や一石五輪塔が除虫菊の間にある写真は印象的だった。撮影場所を尋ねたら、フラワーセンターの近くの丘ですよ、ということだった。心当たりのところへ行ってみたがみつからないので、友人に応援を頼んだ。

そのつもりで見ると、背景に伊浜の土手があり、その手前の白いところが伊浜新開の潮廻し(タンポ、潮待ち)であろう。水面が上過ぎるが。右端に小細島の端が写っており、その後ろの宿祢島と重なって見える。海面の見え方がやや不自然ではある。左手の丘の向こうには筆影山の特徴ある尾根筋が見え、右手からは三原か糸崎の山の稜線が左へと降りてきている。

何年も経って畑が山に変わっているところが多い。確証がないと荊棘(いばら)の中には入れない。写真を撮っては、右へ寄り過ぎだ、位置が高すぎる…と修正しながら移動すると、道を越えて青木城跡近くまできた。でも同じ角度の写真が撮れない。こうして一ヶ月があっという間に過ぎた。

右の稜線が高すぎるので、灯台あたりまで行って本土の山をみたら、写真のように見えるのは細島しかないという友人のメールには、よく知っている荒神社の石塔の写真が添付されていた。伊浜の土手だと思ったのは、地の雀島近くの干拓地だったのだ。

細島荒神社は重井四廃寺の一つ長福寺のあったところである。だからと言ってこれらを因島村上氏の時代のものに限定しなくてもよいだろう。

(写真・文 柏原林造)

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