躍動の2017年【6】白蟻対策防行 家屋をいかに長く維持するか


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創業は平成元年5月。しろあり防除から住宅保存までを専門とする会社として代表取締役・東(あずま)泰孝さん(69)=写真=が創立した。地元に根付いた、島しょ部唯一のしろあり専門業者である。

祖父・啓一さんが昭和3年、福山市に東白蟻駆除研究所を設立。つづいて東京大阪、高松に支部を設置したが、戦時中に閉鎖することになった。

父の隆敏さんが昭和41年福山市に(有)東白蟻研究所と名称を変更し法人化した。平成元年に長男芳弘さんが父の事業を継ぐ。その時点で泰孝さんが分離独立し、因島に新会社を立ち上げた。

瀬戸内一帯は冬が温暖で地球温暖化とあいまって、イエシロアリが越冬しやすい環境にある。

最近はイエシロアリの被害が中心である。昭和40年代に新築に輸入材木が使用されるようになって、その被害は急速に拡大した。国産と比べ年輪の荒い輸入材木は、シロアリに喰われやすい。

空家問題も深刻だ。空家はシロアリに喰われ始めたら建物崩壊が時間の問題になる。

今ある家屋をいかに長く持たせるか、同社の事業の基本である。シロアリがいてもいなくても既設の住宅の点検と予防をおすすめする。発生していれば早期の駆除と予防が必要となる。

新築の場合は、建築業者と連携した予防処置を行なう。5年または10年サイクルの点検と継続予防が大切である。

【問合せ】(有)白蟻対策防行(しろありたいさくぼこう)尾道市因島田熊町東区438-3、TEL0845-22-2070