因島文化協会創設40年記念 本因坊秀策記念館生家跡に「母之教」のレリーフ寄贈

尾道市文化協会因島地区因島文化協会(岡野巧三会長、500人)は創設40年の記念事業として昨年オープンした因島外浦町の本因坊秀策囲碁記念館に「母之教」と題したレリーフが完成したので24日午前11時から同館で贈呈式と除幕式を行なう。


幕末の動乱期に「御城碁(将軍上覧対局)十九連勝」という偉業を残し34歳という若さでこの世を去った本因坊秀策(1829―63)にあやかって「囲碁のまちづくり」をめざし「市技」に制定、全国に発信してきた。平成18年には尾道市へ編入合併したが、囲碁と市技は引き継がれ計画中だった本因坊秀策囲碁記念館も建設され全国から囲碁ファンが訪れている。

現在、秀策にかかわる遺品や日本囲碁史の文献などが展示されているが、生家復元跡に母子の教育愛の雰囲気の一助になれば―と因島文協がレリーフの計画を思いたった。

ちょうど、島内にUターンして間もない比治山大学短期大学名誉教授・新制作協会会員、吉田正浪氏(73)に制作を依頼して約1年余かけてこのほど完成した。

8日東京・東久留米市の藤澤美術鋳金工房から搬入された青銅浮き彫りのブロンズはタテ90センチ、ヨコ120センチで因島重井町の新栄産業でワク組みを終え記念館に設置される。

制作者の吉田教授は、秀策さんの実家、桒原家とは近所であったこともあり力が入った。生まれ持った天才棋士の母子の愛情と教育そして才能を育んだ因島の海と風情…。こうした雰囲気を表すのに心血を注ぎました。制作に当たり大学の高木茂登教授や尾道市民劇団テゴー座の皆様など多くの協力をいただき完成することができました―と、ほっとした表情。

写真はブロンズの完成にホッと一息の吉田教授(因島田熊町自宅アトリエ前で)。

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