因島総合病院だより【1】透析室の今昔

因島総合病院は今年100周年を迎えます。1982年(昭和57年)6月に透析室が開設となり患者4名・透析機器2台・河本紀一名誉院長1名と看護師3名で始め、現在では患者117名・透析機器30台・透析専門医師・看護師8名、さらに医療機器を専門とする臨床工学技士11名の充実した診療体制となり中四国地区有数の透析施設として患者様に治療を提供させていただいています。

さて、透析とは何でしょうか?体には二つの腎臓が尿を造っています。そして血液中の老廃物を除去し、血液のバランスを保ち血圧・貧血のホルモン分泌を行っています。この腎臓の機能が低下をすると生命を維持することが難しくなります。そのとき、透析治療が必要となります。しかも生命を維持するには週3回4時間以上の透析治療を終焉まで行う必要があります。その為、腎友会という患者様の組織で悩み等を共有し治療を続けています。

また昭和57年開設当初は、透析機器も、血液をろ過する膜もまだまだ発展の途中で透析時間も5時間以上必要としていました。さらには、尿毒物質も十分に取りきれず合併症で全身のかゆみ、貧血、関節痛など患者様にとっては、まだ耐える時代でした。そして当院に透析室ができるまでは、島外に行かねばならず、中には引越しをした人もいたと伺っています。

当院の指針にあります「地域医療を担う一機関としてー住民の健康と福祉の向上に努める」を目標に全国学会で毎年発表を行っています。しかし透析導入をしなくてすむように早期に専門医の受診、栄養指導等の啓蒙活動を今後も行なって参ります。地区で説明をご希望される方はぜひご連絡をお願いいたします。

(診療技術部長 西宏行)

100周年に向けて因島総合病院の昔の写真や関連するものを探しております。お持ちの方はご連絡をお願いいたします。電話0845-22-2552。

河本紀一名誉院長(前列中央)と透析室のスタッフたち

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