ふるさとの史跡をたずねて【27】白滝山観音堂(因島重井町白滝山)

白滝山観音堂(因島重井町白滝山)

青木城跡の東にある標高226メートルの白滝山は今から190年ほど前の文政年間に作られた五百羅漢石仏群で有名だが、それ以前から観音堂があった。

白滝山は岩山で雨が降ると白い滝のように見えるのでそう呼ばれるようになったと伝わるが、「中国地方から西ではタキの地名は断崖をさす」と言われるから白い岩肌の断崖という意味に解したい。

島四国八栗寺近くから見る巨岩の断崖は迫力がある。そして、白滝山が山伏たちの修行に使われていたという話に納得できる。六代吉充が青木城築城とともに見張所として白滝山を使うにあたって観音堂を建て、高名な山伏の常楽院静金を堂主とした所以である。観音堂は安政6年(1859)に再建された。

観音堂の前にある天狗像三体はそのような修験道の歴史の名残を示すものであり、興味深い。

天狗像の下の磨崖仏の石像の標示として「十字架観音像」と書かれている。細島、三庄観音寺、向島岩屋巨石などの三十三観音にも同様な石仏はあり、左手に掲げているのは十字状の仏具と解釈すべきだろう。子細に見れば、横棒はやや上側に反っていて十字架でないことは明白である。

(写真・文 柏原林造)

白滝山観音堂(因島重井町白滝山)

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