もみ殻をエネルギー資源 因島のトロムソがタンザニアで普及と検証
因島において、年間をつうじて地球上で生み出される1億トンもの稲のもみ殻を原料にして、石油など化石燃料にかわる無公害固形燃料を生産する事業が推進されている。
それを担っているのが、因島重井町の農業用機械製造販売会社「(株)トロムソ」(橋本俊隆社長)。同社の設立は平成19年9月。もみ殻燃料製造装置「グラインドミル」を開発し、固形燃料「モミガライト」を製造することに成功した。
全国で73台稼動
その燃料は、「モミガライト」の名称で平成20年に同社が商標登録。翌年に県が、「広島県新事業分野開拓事業者」に認定。
平成26年、国際協力機構(JICA)とアフリカのタンザニアにおけるもみ殻を原料とした固形燃料製造装置の普及・実証事業の契約を締結。
平成27年には、経済産業省が同社を「がんばる中小企業・小規模事業者300社」に選定。「グラインドミル」73台が現在、全国の農事組合法人などによって使われている。もみ殻以外にも、さとうきびなど約20種類の固形燃料化を期待する声があがっており製造装置の販路の拡大が見込まれる。
タンザニアで活躍
同社のタンザニアでの「モミガライト」の普及と検証の取り組みは平成26年から今年までの3年間にわたってつづけられてきた。
タンザニアにおいては、薪や木炭を燃料として使用することで進行している森林減少が深刻化している。そこで着目されたのが、同国で拡大する稲作によって、毎年生み出される多量の未利用のもみ殻である。
3年間の同社による技術支援と訓練を通して、現地における製造装置の製造や固形燃料の製造・販売の道筋が開かれた。
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