上島町新町長 宮脇馨氏に聞く

10月23日投開票の上島町長選挙で、新人の宮脇馨(みやわきかおる)氏(65)が現職の上村俊之氏を315票差で破り、当選した。

平成16年10月1日、弓削町、生名村、岩城村、魚島村の4町村が合併し、上島町が誕生した。合併後、3期にわたって上村俊之氏が町長を務め、今回の選挙で宮脇町政が生まれた。

庁舎に宮脇新町長を訪ね抱負などを聞いた。

農業を営む宮脇町長は、平成13年から、岩城島から目の前の赤穂根島に移住して有機無農薬の自給自足農業に取り組んできた。そのような生活を通して「島で暮らすという原点をいつも見つめ続けてきた」と語る。

上島町新町長 宮脇馨氏

―新町長としての抱負は

まず歩いて住民のなかに入り、膝を突き合わせて地元の声を聞き、そこで課題を見つけていきたい。暮らしの変化に合わせて変えていける行政でなければならない。

―上島町の課題は

課題はたくさんある。高齢化、少子化、交通体系、医療、働く場所などです。例えば、医療を受けることができる交通体系を考えていく必要がある。病人が乗り換え乗り換えしながら通院するのはよくない。通院バスなどの島内交通や因島への交通体系を整備する必要があるのではないか。

―岩城橋について

生名島と岩城島にかかる岩城橋の工事がすでに始まっており、平成33年開通予定になっている。開通すると立石港(生名)―長崎港(因島)フェリーの利用客が増加すると見込まれる。それへの対策が望まれる。

―町民への期待は

想っていること、困っていることなどを言ってほしい。一緒にやっていきましょうと強く願っている。

―島で暮らす原点とは

自然に恵まれ、豊かな暮らしがあることに自信と誇りを持つことが大切なのではないか。山と海と畑があり食材も豊富にある。島内での教育についてももっと可能性を探る必要があるのではないか。

―隣接する因島について

尾道・三原・福山は相互に一緒にやっていく動脈をなしている。とりわけ因島は切っても切れない関係にある。

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