ふるさとの史跡をたずねて【8】青影落葉の神(因島土生町郷区)

青影落葉の神(因島土生町郷区)

大山神社から北へ二つ目の道を、すなわち天理教教会の北側の道を入り、さらに右側の細い道へ入ると、まもなく巨大な楠が目に飛び込む。きれいに剪定されていて枝より幹が大きくて戸惑うが、やがて葉も茂ってくるだろう。

この大木の根元に凝灰岩だと思われる灰色の岩石でできた小祠がある。よく見ると、常夜燈の屋根(笠という)のようなものが石の上に載っている。それで笠塔婆というのだろう。青影落葉の神と言って、釣島箱崎浦の戦いで戦死した人を祀っているという。一説に今岡通任(みちとう)の墓だとも言われている。

島前城の支配者今岡通任なら青影(青陰)山の中腹に屋敷があったというから、青影落葉ならそうに違いないと思ったが、どうだろうか。今岡通任を祀るにしては、小さすぎるように思うので、断定はしない方がよいだろう。

楠の大木は根元付近に空洞がある。子供の頃この中に入って遊んだという人がいた。入口は落葉で半ば埋もれていたが、取り除けば入れるのだろう。その入口の隣に笠塔婆の石塔はある。青影山とは関係なく、青影落葉の神と呼ぶには十分である。そして古戦場跡の目印として大楠がいつまでもあることを願って、小道を引き返すのではなく、さらに先へ進むことにする。

(写真・文 柏原林造)

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