ふるさとの史跡をたずねて【5】掛迫農道(因島中庄町通り谷)

掛迫農道(因島中庄町通り谷)

茶臼山城の尾根西端に、因島村上氏の時代には見張所があった。事代主神を祀って、これが西浦の臼岬神社の起源となった。応永年間(1394~1427)のことである。

その尾根の西端がどこかわからない。茶臼山の尾根と呼ぶには抵抗があるが、西の端は農道で切れていた。北側の終点近くの法面に、「峠、通り谷連絡道路(掛迫農道)」の記念碑が埋め込んであった。

峠というのは西浦峠のことだろうから、反対側のここが通り谷(や)である。重井にも通り谷はあるので、接しているのだろう。そして、字の通り、重井中庄間の通り道だったのだろう。海岸沿いの道路ができる以前のことである。

重井から因島南部へ行くには必ず中庄を通る。現在の一本松から片刈池への道は、土生新開ができる前はありえない。重井から、一の宮を通り、現・運動公園の前から鹿穴へ出て馬の背峠を越えれば、JAの北へ出る。鹿穴へ行かず、少し西よりの鉄塔の下を越えれば、権現に出て、茶臼山の東麓が通れる。そしてさらに西よりの道が通り谷越えである。この農道のいくらかが、その昔の道と重なっているのではないかと想像することは楽しい。

(写真・文 柏原林造)

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