因島奥山ダム湛水テスト 20日ごろ自然放水開始 農家の給水来年度から

 1年半かけてやっと満水になった県営奥山ダム(尾道市中庄町、有効貯水量27万7000トン)は2日から貯水位が堤防を超え流水を始めた。


 県尾道農林事務所は20日ごろまで自然流水を続けたあと放流を開始、約3ヵ月かけてほぼダムをからっぽにして湖底やのり面などを安全点検したあと本格的な貯水に入る。農家への給水は来年度から2年がかりで完了予定。
 なお、放流開始は下流の大川流域の中庄町住民にサイレンと公民館近くのダム施設の放送で知らされるが県の試算によると同川流域の最大水位は20センチの上昇にとどまるが子どもの川遊びは注意してほしいと警告している。
 造船城下町として発展してきた因島だが、島の北部は県内有数のそ菜産地で農業地帯として注目されてきた。天候に恵まれ四季折々の野菜や果実を生産出荷しているが、悩みは降水量。そこで安定水源を確保する農業用水確保のダム建設の計画に国県市が取りかかったのが1991年。
 96年に中庄町の標高233・8メートルの奥山中腹周辺の用地を買収、工事着工の取り付け道路を着工。04年にダム工事着工、08年3月堤体工事完了。総事業費は当初33億円の予定だったが計画変更などもあって74億7000万円。このうち国50%県30%、地元尾道市(旧因島市を含む)20%を分担した。完工したダムは断面形状は逆三角で上流提の幅は1006メートル。ダムの底から一番高いところは33メートル、満水面積3㌶。水源は湖底の奥山大池と大山新池から導水路で水を引き入れる仕組み。
 県はダム建設と平行して昨年度から畑地への送水管幹線5860メートルを埋設する工事を始めているが因島中庄町の油屋新開、仁井屋新開、土生新開へ給水する支線パイプの埋設を今年度事業で着工。来年4月には供用開始予定。さらに重井町東部ほ場への給水工事を次年度で着工する。県の畑地帯総合土地改良事業による経済効果所得額は7億6000万円を試算している。

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