越年した衆院選を探る 任期満了を迎える知事選と三原、庄原両市ダブル選挙

 越年した衆院解散・総選挙は、ここにきて4―6月の日程模索がはじまった。7月に任期満了を迎える東京都議選を重視した麻生太郎首相が公明党に配慮しての思惑だが、最速なら4月26日投開票という時期をめぐる駆け引きが活発化、いつ踏み切るか首相の判断が迫られている。政局は風雲急を告げ自・公与党が、政権交代を旗印に民主党を軸とする野党の攻勢を受け、臨戦態勢が続いているのでいつ選挙があってもおかしくない。自民王国といわれる広島県7つの小選挙区は、これまで自民党が独占、6区の国民新党を除いて公明、社会、共産の付け入る隙間がなかった。こうした現状の中で自民―民主が激突しているが、6区は国新と共産の野党対決で自民、民主とも立候補予定者がいないという全国でも珍しい選挙区の内情と自・民伯仲の7区。さらには4月の三原、庄原両市の首長、議員のダブル選挙と秋の知事選の現況についてスポットをあててみた。


注目集める6区
 衆院議員の任期は9月10日までで、残り8カ月となる。政権を賭けた衆院選の時期について一時は任期満了説もあったが、福田康夫前首相の退陣と麻生首相の誕生で与党は昨年10月解散、11月選挙を模索。野党も含め臨戦態勢に入ったのは9月。広島6、7区も慌ただしい動きが広がった。政局の流動化は避けられない情勢で、各陣営とも早期の解散総選挙に向けた臨戟ムードを高めた。
 そんな情勢のなか、衆院広島6区は無風だった。前回の小泉郵政改革選挙で自民党を飛び出した豪腕政治家亀井静香氏と時代の寵児だった若手経営者ホリエモンが自民党の「刺客」として乗り込んで対決、全国的に有名になった。ところが、今回は一転して無投票に近い状況になっている。現在の選挙制度では想定外の選挙区になりかねない。
自民人選難航
亀井静香氏
 いまのところ立候補が確実なのは国民新党現職亀井静香氏(72)=写真上=が11選に向け地盤固め。共産党の花岡多美世さん(51)=写真下=が無投票を回避する。自民党は候補者捜しに東奔西走。民主党は亀井氏を支援、独自候補は立てない。他の党や無所属からの挑戟者も見当たらず、とりわけ自民党が「不戦敗」で野党候補に議席を譲るという不名誉な選挙区になっている。
花岡多美世さん
苦肉の策も不発
 その自民党のなかで、故宮沢喜一氏の元秘書で三原・世羅選出の県議が名乗りを上げたが支持者の半数以上が亀井支持者で「ノー」をつきつけられ挫折。県連や本部の古賀誠選対委員長らが地元政治家や中央官僚、教育界などから候補者を捜しているが展望が開けていない。思案投げ首のあげく自刃の矢を向けたのが広島3区からの転出。3区の増原義剛氏(63)と河井克行氏(45)の現職2人は小選挙区と比例代表を交互に立候補するコスタリカ方式で議席を分けあってきた。このうちのどちらか1人を6区にくら替えさせる案である。
 自民党はこの方式を次回から原則禁止すると言明しているため転出立候補は「渡りに舟」であるはず。そこで、この案を受ければ次回に限り当選確実な比例1位で6区との重複立候補を認めるなど特典も取りざたされた、と県連幹部は明かす。
 さらに、どちらが転出するのか、後援会との折り合いもあった一方で3区に固執すれば公認からはずされる不安もあった。結果は、党本部のコスタリカ方式の事実上の継続維持が決まり元の鞘へ収まった。前回比例中国で当選した増原氏が次回は民主新人の橋本博明氏(38)と対決することになった。この項次回に続く。

【PR】ピザカフェつばさ

因島の美味しいピザ屋「ピザカフェつばさ」

みょーんと伸びるチーズとこだわりの生地を溶岩石窯で一気に焼き上げます。
テイクアウト歓迎。

尾道市因島土生町フレニール前(旧サティ因島店前)
TEL 0845-22-7511

平日・土曜日 11:00~22:00
日曜日・祝日 11:00~14:00