福山県立歴史博物館「よみがえる源氏物語絵巻」で「碁盤石や囲碁対局」の絵巻

掲載号 06年09月23日号

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 福山城西側の県立歴史博物館で開かれていた特別展「よみがえる源氏物語絵巻」の会期終了が迫っていた19日、駆け込みで見ることができた。

 現代のあらゆる技術で復元模写、九百年の時空を超え、今よみがえる国内最古の絵巻を西日本で初公開ということもあって会期末の平日だというのに来場者は多かった。

 こうした注目度が高く人気ある展示会は、毎度ながら人ごみでロクに展示品を見られず消化不良で帰ることが多い。それでも、好奇心にかり立てられ「行っただけでもいいか」と納得。

 今回は作品の前で立ち止ったり、牛歩の流れをじゃましないよう気づかいはしたものの、お目あての「碁盤石や囲碁対局」の絵巻を見つけることができて大満足。

 小説や映画、あるいは絵画といった表現世界に対局風景や碁盤石が登場することがある。何故、そこに囲碁があるのか。その必然性や理由が源氏物語絵巻の囲碁描写の中から読み取れる数点に接し九百年前「そこに囲碁がある理由」を改めて知ることができた。

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