クボタ創業者 久保田権四郎 大浜町民挙げて50回忌法要

掲載号 08年11月15日号

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 大手機械メーカー「クボタ」(大阪市)の創業者で尾道市名誉市民の久保田権四郎(1870~1959)の50回忌法要が9日、因島の大浜公民館で出身地の大浜町挙げて営まれた。遺族、住民など200人が出席した。記念式典後、見性寺、成願寺、地蔵院の僧侶が読経をし、全員が故人の偉業を偲び焼香した。

 つづいて旧因島市教育委員長の峯松満彦さんが記念講演「久保田権四郎に学ぶ」を行なった。少年期から貧困にくじけず人の役に立つ仕事につきたいという志を貫いた生涯を紹介した。

 因北小の図書ボランティア「ひこうき雲」が紙芝居「久保田権四郎物語」を上演した。

 故久保田氏は、事業家として大成した後、私財を投じて大浜小学校や同町はじめ各地の道路や橋の建設を援助。クボタに多くの郷土出身者を雇用した。

 実行委員長の楢原康英区長会長は、次の世代につなぐためにも記念誌を発行すると語った。

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