火まつりの記事が中国新聞に掲載されました。

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武者上陸 舞う火の粉

 因島水軍まつりのメーン行事「火まつり」が25日、尾道市因島大浜町のしまなみビーチであった。因島村上水軍の帰島を再現した武者行列などが約3万人の観客を魅了した。

 夕暮れの浜辺に地元の児童生徒が演奏する和太鼓が鳴り響いて開幕。水軍武者に扮(ふん)した男女約100人がたいまつを手に登場し、よろいかぶと姿が海の闇に浮かび上がった。法被姿の男たちが高さ約5メートルのたいまつをぶつけ合う勇壮な「柱合わせ」で会場の盛り上がりはピークに達した。

 水軍の凱旋(がいせん)を喜ぶ跳楽舞(ちょうらくまい)を競う「はねくらべ」もあり、地元10チーム約420人が参加。尺八や笛の演奏に合わせ力いっぱい躍動した。

 因島水軍まつりは1991年に始まり22回目。26日の「海まつり」で閉幕する。

【写真説明】たいまつの炎に照らされ、練り歩く水軍武者(25日午後7時55分)