春の花が真っ盛りです。

春爛漫の今、野鳥がさえずり昆虫も活発に動き始めました。野山は春の花が真っ盛りです。その中で今回も木と草の花を一つずつ紹介しましょう。

コバノガマズミ(小葉の莢迷酸実がまずみ)

コバノガマズミ

ヤマザクラやコバノミツバツツジの花が終わりに近づき、この白い花が咲き始めました。高さが約3mほどの落葉低木で、日当たりの良い山の斜面でよく見られます。

枝先に白い小さな花が多数集まって、直径約6cmの花の固まりが沢山つきます。秋には暗赤色の小さな酸っぱい実がなります。

因島ではガマズミの仲間は他に、「ガマズミ」と「ミヤマガマズミ」がありますが、この「コバノガマズミ」は名のごとく葉がやや小さく、葉の表面に毛があって白っぽく見えます。

ニョイスミレ(如意菫にょいすみれ、別名:ツボスミレ)

ニョイスミレ

因島に咲く約10種類のスミレの内で最も遅咲きのスミレです。山道のやや湿ったところで、これから5月にかけてよく見られます。

花は直径が約1cmと小さく、全体が白色で下の花弁(唇弁)に紫色のすじがあります。名前の「如意」は、孫の手に似た仏具の事で、葉の形が似ていることから名付けられました。

第63回 いんのしま・まるごと自然観察会のご案内
■日時 / 2006年5月27日(土)9時~11時30分(雨天の場合は、6月3日(土))
■観察テ-マ / 初夏の青影山の自然(ゴミ拾いもします)
■集合場所 / 因島図書館駐車場(相乗りで登山口へ移動)
■参加費 / 200円(1家族300円)
■持ってくるもの / 筆記用具・ゴミ袋、あれば杖・ル-ぺ・双眼鏡など
■問合せ先 / 駄賀恒男 TEL・FAX 0845-25-1661

筆者紹介

駄賀恒男
駄賀恒男森林インストラクター
因島の自然を紹介していきます。紹介するのは、森林インストラクターで尾道市因島重井町在住の駄賀恒男(だがつねお)です。

定年退職して因島に移住し、2001年3月から月1回「いんのしま・まるごと自然観察会」を開催しています。その間因島に住むいろいろな動物・植物・キノコを見てきましたが、その中から季節ごとの、とっておきの生き物情報をお届けします。

春の花が真っ盛りです。”へ2件のコメント

  1. ぽちょ より:

    わぁ、(^^)
    可愛いお花ですねぇ~~。
    華やかな色もいいけど
    こういったさりげない花は心がなごんで
    癒されます。
    自然観察会参加してみなくては、と思うこのごろです。

  2. さんま ハナコ より:

    二年前 大好きな人と旅した 福島の山道で見つけて ちょいとつい つい 頂いて来てしまい 昨年は葉ばかりで咲いてくれなかったのですが 今年は彼方此方に咲いてくれて 可愛くてかわいくて 嬉しく 喜んでいます。大事にしたいです。環境が変わっても咲いてくれたのだから ごめんね ありがとう

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