◆広島版「学びの変革」に関わる教科横断的な授業実践

1学期に実施した教科横断的な授業実践のまとめとして、理科で浮力の授業をしました。

◆理科:「浮力」(10.5)

空のペットボトルを水中に沈めようとすると押し返そうとする力(浮力)があることを、全員が体感して授業が始まりました。同じ体積の銅とアルミニウムの水中での重さを計る実験では、計測の誤差が出ましたが、実験を通してアルキメデスの原理を導き出していました。

◆理科:「海の生物の浮力」福山大学高田教授(10.7)

福山大学の高田浩二教授に、海の生物の浮力について、「海の生物はなぜおぼれないの?~海洋生物の浮力調整を知ろう~」という示範授業をしていただきました。

まず、水の生物はどこで呼吸をするのか、という問いから始まり、えら呼吸と肺呼吸をしている生物がいることを学びました。

次に、魚はどうやって沈まないようにしているのか、ということについて、浮き袋で浮力を得ていることが説明されました。浮き袋のないサメは肝臓に空気をためていること、ほ乳類のイルカは体の中に空気の袋を持ち、水面で呼吸し、水中では息をこらえていることなどを教えていただきました。そして、持参された浮沈子を使って、水圧で浮き袋が小さくなると浮力がちいさくなり沈んでいくことを実験で確認しました。

海の生物が浮き袋や肺の空気の調整をしておぼれないようにしていること、イカは甲が浮き袋の役割をしていることを水中に沈める実験や甲を切って断面を観察して知ることができました。

イカやタコの先祖のオウムガイやアンモナイトの体の断面をみると、いくつにも分かれて空気を貯める部分があり、そこで空気を調整していたこと、そして、それを応用してタンカーが船体を小さな部屋に分けてそこに水を入れて浮力のバランスをとるように造られていることを教えていただきました。

最後に、「私たちヒトは生き物たちの体からたくさんのヒントをもらって生活している」とまとめられました。

◆スリーデーマーチ接待ボランティア(10.1・2)

スリーデーマーチの接待ボランティア初日は、尾道市内秋季大会(新人戦)と重なったため、3年生の男子4人が頑張りました。フラワーセンターは、尾道駅前を出発した人たちのチェックポイントです。チェックポイント通過確認のスタンプを押すのが仕事でした。遠くは北海道から、千葉や奈良、四国や九州から来られている方に、最初はなかなか大きな声で挨拶できませんでしたが、慣れてくると声も大きくなり、疲れている方に元気を届けることができました。2日目は、1年生と2年生の3人が参加してくれました。

◆公開研究会(10.14)

1年生は社会、2年生は英語、3年生は数学の授業を公開し、研究会をしました。重井小学校を始め、尾道市内の小中学校からも先生方に参加していただきました。生徒達がしっかり考えて発言していたと褒めていただきました。

◆市内駅伝(10.15)

びんご運動公園で実施された尾道市内駅伝大会では、男女とも健闘しました。

◆中学校音楽コンクール(10.28)

今年の音楽コンクールは、全校生徒での参加です。課題曲「Let’s Search For Tomorrow」、自由曲「大切なもの」の2曲を、本番の舞台では、練習のときよりもしっかりと歌うことができました。

チャレンジデイでも全校合唱をします。ぜひお聞きください。

◆道徳地域公開・地域貢献活動(11.1)

道徳地域公開では、1年生はアニメ教材を使って、2年生は尾道高校の先生に「7つのJ」の授業を、3年生は文化財協会会長の村上吉信さんをゲストティチャーに迎えて「20年後の重井」について考えました。

地域貢献活動では、1年生は白滝山道、2年生は重井八幡神社、3年生はフラワーセンターからの道路の清掃やゴミ拾いをしました。

地域の皆様の授業参観、保護者の皆様の授業参観と清掃活動への参加、ありがとうございました。