和製ガウディの館を目指す途中に、尾道城がありました。
近づいてみると、屋根の一番上にある、しゃちほこが、一つしかありません。
昔は、中に水槽があって、水族館のようだったとのことで、少し期待していたのですが、不安になってきました。
入り口に来て見ると、アラアラ、しまっています。
城兵のお侍が、一人ぽつねんと、たたずんでいました。
入れ口の門も、ツタが絡まり、古城のたたずまいです。
子供110番の看板が、泣いているようでした。
下から見上げると、ツタに攻め寄せられて、落城寸前です。
風格を出すために、古城に見えるよう、努力しているのでしょうか?
どうも、そうではないようです。
山の上の美術館に、金をつぎ込むぐらいなら、こちらを先に解決して欲しかったです。
放置されて、久しく、痛みもかなりなものです。
「ダメジャン尾道!」
どうも尾道市は、まちづくりに関連性が欠けています。
景観条例などをつくり、観光の町を目指すなら、こんなのを放置していては、ダメでしょう。
地元の人に聞くと、「これでも良くなったほうだ。」とのことでした。
維持管理が出来ないのなら、まちづくりに関連しないものは、取り除くことも必要でしょう。
映画の尾道を、うたい文句にしているのに、映画館が無いなど、チグハグしています。