福祉補聴器会議

2月29日東広島市で、福祉補聴器の会議がありました。
難聴などの障害者手帳を持った方は、補聴器の購入に、基準額の9割の補助があります。
制度の内容や、解釈、検査の手続き、書類の書き方などの打ち合せ会が行われました。
以前は、100%補助で購入できましたが、現在は10%は、受益者負担が必要です。
相談所の考え方は、基本は福祉指定の補聴器を主に考えたいとの見解でした。

しかし、当店の考え方は違います。
お客様の聞こえに合う一番最適の補聴器を選定して、お客様のご予算に合わせて、補聴器をお買い求め頂くのがよいと考えています。
高い補聴器をおすすめする、というのではありませんが、高性能な補聴器は、通常高価となります。
音が聞こえれば良いという考えでは、聞こえの改善につながらない場合があります。
難聴にも色々な状況があり、言葉の意味・内容が理解できる補聴器が求められています。
それが、福祉型であればそれで良いのですが、通常はもっと、装用感の良い物を求めておられます。
福祉の補聴器だから、音さえ聞こえればよいという時代は終わっていると思います。
当店では、お客様の聴こえにもっともふさわしい補聴器をおすすめし、ご予算に合えば差額を出していただくのが良いと考えています。

補聴器講習会

11月13日火曜日、広島で開催された、フォナックというスイスのメーカーの、補聴器講習会に参加しました。

このところ、出張続きです。

補聴器だけでは、広い教室や講堂での、講師の話が聞きづらいので、FMで電波を発射し、補聴器に受信機をつけて、明瞭度を高めようというFMシステムです。
今までのFMの周波数が75MHzから、165MHzが追加になり、使用可能範囲が、10mから30mと、3倍の性能になりました。

今のところ、福祉での補助が自治体によってまちまちで、全ての市町村で補助が認めてもらえないのが、問題となっています。

新しい機械に、機構がついて来れないということですネ。
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講習会の終了が午後7時ということで、食事をしに広島の町を歩いていると、すでに飾りつけは、クリスマスモードになっていました。

クレドの7階「野の葡萄」という、健康食でバイキング形式のお店に入りました。

バイキングだと、ついつい食べ過ぎてしまいます。

健康によい料理をそろえた、バイキングは初めてでした。

味はよかったのですが、料理によっては冷めていて、熱々ならモット美味しいだろうなというものがあり、過熱保温に一工夫が必要です。

モスコーミュールなど、カクテルがやすいのが気に入りました。

すこしのみ過ぎで、フラワーライナーで因島にたどり着いてもアルコールが残っていたので、Xに、車をうんてんしてもらいました。

( Xとは無線用語で、奥さんの事です )

区長会研修

11月11日~12日と、土生町区長会の研修旅行に参加しました。

まず最初は、生野銀山です。
観光坑道を見学してきました。坑道の様子はこちらをクリック。
石見銀山が、世界遺産になったため、そちらを見に行く人が多いので、こちらは暇になったそうです。

恐るべし、世界遺産効果!!!

尾道市が、世界遺産指定を夢みるわけです。この問題は、いつか又考えましょう。

つづいて、コンノトリの里を、見学。

コウノトリの餌を、サギが食べにきているそうで、これが本当の詐欺行為だと思いました。

宿泊は、城崎温泉の西村屋ホテル招月庭

観光バスは、1億円のベンツのバスでした。

乗り心地は良いのですが、駐車場に停まると、注目のまとで、VIPになったみたいで、ちょっぴり恥ずかしい。。。

籠神社に車を止めて、ロープーエイで傘松公園に行きました。

籠神社は、籠宮(このみや)・元伊勢と呼ばれていますが、その理由は、天照大神が伊勢に遷宮する前に、こちらの籠神社に住まいされていたそうです。

傘松公園からは、ひと時の晴れ間で、天の橋立を、観ることが出来ました。

雨が降ったり・やんだり・アラレが降ったりの、不安定な天気で、山陰の天気の変りやすさを実感しました。

大体が、晴れ男で、旅行に行って雨に会うことが少ないのですが、今回は、降られてしまいました。

講習会

広島で開催されたHOYAの眼鏡講習会に、高速バス「フラワーライナー」で行ってきました。
トイレを使ってビックリ、終わってボタンを押すと、「プシュン」と大きな音がして、汚水が吸い込まれていきました。

以前のトイレより、清潔でまとまったデザインになっていました。

講習会の内容は、どのように顧客を増やすかということで、
①検眼・レンズなどの技術的な説明を、わかりやすく、詳しく説明する。
②丁寧な検眼手順を踏む。
③クレーム処理のノウハウについて。
④新しい視力表の説明。立体視・深視力測定・プリズム処方等でした。

最近は、車を運転して広島に行くことが多かったので、じっくり車外の風景を眺められました。

みかんがしっかり色づいています。

イノシシも、喜んでいるでしょう。

講習会も、定番のプロジェクターと、プレゼンテーションのソフトを使っての講習会でした。
ソフトはパワーポイントのようでしたが、講師の皆さんも上手に使いこなしていました。
講習内容も、スライドごとに縮小したレジメをくれますが、字が小さくて見えません。
データーをCDで、くれるか、ホームページでダウンロードしてくれると良いのですが…。

くれ、くれというのも、少し気が引けます。

プロジェクターの置き方も、専用台を使用して、スマートでした。

演台を使って、本などを下において、角度や高さを調整しているのを良く見ますが、この台は、高さ・角度が調整できるようです。

今回の講習会では、この台が一番気に入りました。

帰りのバスの時間まで、15分しかなかったので、詳しい情報が得られず「残念」。

プロジェクター本体より、かなり高そうなほどしっかりしたつくりでした。

次の講習会で見かけたら、聞いてみましょう。

「くれる?」

今まで気に入っていたのはサンワサプライの台でした

ダンヒルライター

ダンヒルライターの注文があり、仕入れてビックリ。

ガスの入れ方と、炎調整の方式が変っていました。

ライターの側面にあった炎調整のつまみがありません。

底を見ると、形がかなり変っています。

赤線部分が、ガス入れのフタかと思いきや、これが炎調整です。

緑線部分の、ちょこんとへそのように、引っ込んだ部分が、ガスの注入口で、フタがありません。
ダンヒルライターガスボンベのアダプターを外して、赤い基本のパイプだけで、ガスボンベを上から押し込むと、ガスが入ります。

ガス入れは、今までどおり、結構ガスがこぼれるので、決して火の近くでは作業をしないようにしてください。

最新のダンヒルライターは、このように変ったんだそうです。2月に仕入れたときは、今までのタイプだったのに…、知らなんだ。

ご注意下さい!!

ライターの保管について。

最近は禁煙をされる方が増えました。
長期間使用しないライターは、石を取り出して保存してください。

ダンヒルのホームページにも、下記のような記述がありました。

「ライターの保管
長期間ライターをご使用にならないときは、ライターからフリントを取り外してくださいますようお願いいたします。保管場所の湿度によっては、フリントの自然な変性劣化が中長期的にライターを傷める可能性がありますのでご注意下さい。

保管の際には、タンク内を常にガスで満たしておくようお奨めいたします。

ダンヒルのライターをご使用にならないときは、製品を保護のため、専用の箱に保管していただきますようお奨めいたします」

置時計

今回は、愛知時計の全舞式置時計の修理を行いました。
この写真は修理が完了した写真です。

故障箇所は、以下のとおりでした。

①ガラス縁の兆番の故障
②全舞と歯車のサビ
③油の硬化

兆番の故障は、真鍮の棒を削りだして、1.6ミリの部品を作り、半田付けしました。

少し変形していますが、傷を付けないため、開閉できる程度に修理しました。

歯車を全部ばらして、サビをとり、磨きなおして組み立てましたが、全舞に縦のひび割れがありました。
部品を交換するのが良いのですが、なかなか代替品が見つかりません。
サビ止め処理をして、組み立てなおすと、なんとか使えるようです。

完全に切れるまでは使えるでしょう。

どれぐらいもつでしょうか…3年ぐらいかな。

時計の保存は、サビに気をつけましょう。

全舞式置時計の修理は少なくなったので、機械の全体を、記念撮影しておきましょう。

時計の木製ケースを保護するために、鉄製のガードがついています。
全舞が切れても、大丈夫です。

この置時計は、振り子式でなく、テンプ式です。

振動があったり、傾いたり、移動しても止りません。

比較的新しい、全舞式最終ごろの、完成された機械です。

補聴器講習会

岡山市の「ピュアリティーまきび」で、シーメンス補聴器の、新製品講習会を受講しました。
今の補聴器業界は、コンピューター内臓のデジタル補聴器の新製品ラッシュです。

各社から毎年のように、新製品が発売され、ドンドン性能がアップしています。

今回発売されるのは、セントラ・アクティブという、新機種です。
写真が小さくて、見にくいですね。

近日発売ですので、ご期待下さい。

写真をアップにしました。
スピーカー部分が、耳の中に入るタイプで、小型で、水に強く、聞こえも快適、自然な音質で、雑音もや騒音がカットできます。

お値段は、高性能なだけに、1台が、38万円です。
耳かけ式では、珍しく、左右セットの両耳同時に購入すると、76万円のところが、10万円お安い66万円となります。

Aが、本体で、電池とマイクとアンプが入っています。
とっても小さくて、耳の後ろに隠れるので、目立ちません。

Bが、スピーカー部分で、耳の中に入れます。耳に入れるので、効率と音質がよく、電池も長持ちします。

Cが、耳栓ですが、一般的には、穴の開いた耳栓を使用して、自然な聞こえ方をするように設計されています。大きな音が必要な場合や、ハウリングが、止らない場合は、穴の開いていないタイプの耳栓を使用します。

スピーカー部分を拡大しました。

Aが、レシーバーの外装ケース(ハウジング)

Bが、レシーバー本体で、ここから音が出ます。

Cが、音口

Dが、Cガートで、水や耳垢の入るのを防ぎます。

Eが、耳栓で、穴が開いているものと、密閉タイプがあります。
穴が開いたタイプは、低音は生の音を直接聞かせ、高音を補うと言う、オープンフィッティングの方式です。

( オープンフィッティングとは、補聴器や耳せんに大きな通気孔(ベント)を設けることで、自声のこもり感や閉塞感を改善する処方です。オープンフィッティングを可能にするには、ハウリング抑制とタイムディレイ(音の遅延)を最小限に抑えることが不可欠です。 )

コンピューターが入ったので、逆位相のハウリング防止が、開発されて始めて実用になったフィッティング方式です。

この部品も壊れてた!!

和製ガウディの館の柱時計を修理しています

歯車のカナが壊れていたのを修理しましたが、他の部品も具合が悪いようです。

現在は、機械を取り出して、バラバラ状態です。

全舞を針金で縛って、広がらないようにして、分解し、上板と下板のホゾ穴の荒れた部分を、カシメて修正し、楕円の穴を、丸く修正しました。

ベンジンで汚れを洗い落とし、乾燥させています。

機械の下板部分です。

これに歯車を組んで、上板で押さえて、機械は組みあがりです。

4本の足で柱時計の中に木ネジで固定します。

こちらが上板です。

歯車がついたままですが、今回の修理では、外す必要はなさそうです。

ガーン

この歯車が問題です。

時間を合わせるため、針を手で廻すと回るけれど、このバネでクラッチを抑えて普段は動かないように、押し付けています。

クラッチ部分がゆるゆるで、滑ってしまい、これでは時間が遅れてしまいます。

3本でた足の、1本にひびが入っていて、折れてしまいました。

このように薄い鋼は、身近にないので、材料となる鋼鉄板から、探さないとなりません。

薄くて、弾力のあるものは、何かないでしょうか。

掛時計修理

精工舎の掛時計の歯車を、取り出しました。

黄色線で囲まれた部分の、カナの部分の、鋼鉄線の一本が脱落していました。

拡大すると、こんな感じです。

一応、錆びたり、折れたりした時は、交換できるようになっていますから、修理は可能です。

太さは、0.65㎜の鋼線です。

材料を調べると、ピッタリの物がありません。

そんなときは、太い線を細くしましょう。

0.75㎜のピアノ線があったので、これを削って、磨いて、はめ込んで、カシメてとめました。

何とか使えそうです。

が、ホゾも曲がっています。
写真の一番上の部分です。

こちらの反対側が、曲がっていました。
折れないように、そっと真っ直ぐに直しましょう。 う~ん、出来た。

肝心の、振り子を支える、いたバネが変形しています。

振り子ををつけたまま、掛時計を移動させたのでしょう。
掛時計は、移動させるとき、必ず、振り子をそっとはずしてから、移動させてください。

この板バネが変形すると、まず直りません。

直らなくても、一応動きますが、時間の精度が、ぐっと下がります。

できるだけ修復を図りますが、やはり、完全にはひずみが取れません。

一度焼きなまして、曲がりをなおし、再度、焼入れすればよいのでしょうが、均等に焼きいれするのは難しいので、叩いて直るところまで、直して、あまりに精度が悪く、時間があわないようなら、この部分を修理しなおしましょう。

あとは、ホゾ穴の荒れた部分を、カシメて、開けなおし、洗浄して、組み立てですが、明日にしましょう。

分解する前に、歯車の組み合わせ位置の、あわせマークをつけておくことをお勧めします。(時打ちの歯車の場合です。)