本年7月末に造成工事完了、10月には校舎の建設工事へ!
 仮称「因南学園」構想(因南小・中学校、及び土生幼稚園の一貫教育)が、平成19年5月に、教育委員会で決定されていましたが、三庄町、田熊町の住民の反対運動で行政側か断念し、当初、旧因島市で検討していた仮称「因南中学」を新市計画に基づいて、仮称「因島南中学校」として平成19年度~21年度にかけ建設事業を行うことになりました。

 県からの土地の購入、旧校舎の解体、造成工事、校舎建設工事など総計約23億円をかけた大プロジェクトであり、財政難であった旧因島市の構想もここに来てやっと実現の見通しとなりました。

  • 建設場所 因島土生町1172番地1(旧因島高校跡地)
  • 敷地面積 22,330m2
  • 校舎面積 5,965m2
  • 屋内体育館 1,406m2(バスケットコート2面を設定)
  • クラブハウス 285m2
  • グランド 9,400m2(サブグランド=2,500m2・テニス、バスケット用)
    グランドは100mの直線コースと200mのトラックが使用できる。夜間照明付き

その他の特徴

  • 校舎は、夏場に地下水を汲み上げ、冠水させることにより温暖化防止のエコ対策が施されている。
  • 比較的オープンスベースが多く取られており、交流が出来やすい。また、地域の方の授業参観など出来易くしている。

各中学校の動き

  • 2年後の統合に向け、土生・三庄・田熊の各中学校では、公開研究会・交流行事・テストの統一に向けての準備がすすんでいる。
  • 統合時は、1~3年生が同時に入学するが、現在の中学校1年生、小学校5~6年生になるので、小学生5~6年生に対しても事前準備が必要になっている。

今後の問題点

  • 各学校の顔や名前の分からない生徒が、平成22年4月から学校生活を一つにするので、生徒や先生との一日も早い融合への取り組みが欠かせない。
  • 通学が以前より遠くになる生徒もおり、安全対策が欠かせない。
  • 各小学校の老朽化や少子化により20人を切る学年も出てくる状況から、改めて中学校との統合を要望する声があるが、現在の仮称「因島南中学校」には小学校を併設するスベースは無く、旧因島高校の場所には考えられない。
  • 各小学校の校舎は、比較的老朽化が進んでいるので、耐震構造への建て替え、改造など検討しているが、多額な予算が伴うので小規模な改修しか取り組めていない状況である。