原大二先生 昭和49年度に旧因島高等学校に数学の教師として赴任したのが因島との初めての出会いでした。以後、昭和58年度までの9年間、平成2年度から平成12年度までの10年間お世話になり、この度の異動で、また帰ってまいりました。3度目、20年目の因島高校となります。

 昭和49年当時の数学科は岡野照先生、村上隆夫先生をはじめベテランの先生が多くおられ、温かいご指導していただきましたことを今懐かしく思い出しています。部活動は、最初はテニス部の顧問でした。当時のテニス部は大変強く、中国大会に女子団体で優勝、インターハイにも出場するという活躍もしました。2年目からは柔道部の顧問をしていました。学級担任は昭和50年4月に1年生を担任して53年3月に卒業させ、昭和53年4月に1年生を担任して56年3月に卒業させました。昭和57年に3年生を担任し卒業させ、その年に異動になりました。教科担任、HR担任、部活動の顧問としては、はなはだ力不足で生徒の皆さんにご迷惑ばかりかけたと思っております。
 因島高校で一番印象に残ったことは、体育祭です。紅白に分かれて応援団を結成し、毎日、放課後遅くまで大きな絵を描いたり、みこしを作ったり、大きな声で応援歌の練習をしたりしていました。体育祭の応援合戦ではすばらしい演技を披露し、体育祭を大いに盛りあげていたことを今でも鮮明に記憶しています。また、紅白リレーでは陸上部やサッカー部の足の速い人が多く出場し見ていて大変楽しかったです。最後の競技である男女混合リレーでは教職員も出場し生徒と競い合ったことも楽しい思い出です。その他バレーボール大会、サッカー(男子)・バスケットボール(女子)大会は私も出場し大活躍?したこと、夏休みに毎年1年生が府中の岩海キャンプ場で2泊3日のキャンプをし、肝試しなどしたことも楽しい思い出です。
 現在の因島高等学校は校舎も新しく、施設・設備もすばらしい学校で、天体ドーム、プラネタリウムなどもあり、幼稚園児や小学生が見学にきています。卒業生の皆さんも帰省されたとき、また、近くに来られたときには是非とも学校に寄っていただきたいと思っています。
 最後になりましたが、卒業生の皆さんが健康でますますご活躍されることを祈念して終わりとさせていただきます。