因島高校を支援する会 幹事 村井圭一
 因島高校を支援する会は、同窓会、高校PTA、因島市PTA連合会が中心となり平成12年11月27日に設立された。子どもたちにとっては「行きたい学校」保護者にとっては「行かせたい学校」地域社会にとっては「すばらしい人材を育成できる学校」を目標に活動を行ってきました。

オーストラリア海外語学研修
20060827023342.jpg 県北の庄原格致高校高野山分校、東城高校、日彰館高校などが「国際化と人材育成」海外ホームステイ研修を行っていることを聞き、因島高校でも研究開始。14年夏からオーストラリア海外語学研修が始まり、17名参加。生徒は帰国後出身中学を訪問し研修発表報告。地元中学生が因島高校へ進学することの大きな魅力になっている。因島市から、地元高校を支援するため研修費の3分の一補助金を出してもらっている。その後、今年まで、5回行われている。
高校野球応援
 従来、因島高校では高校野球の応援はクラブ保護者が行く程度で、学校は授業優先の立場から授業日と重なる場合、生徒の応援を許可していなかった。他校の学校挙げての応援、吹奏楽部の姿に圧倒されていた。野球部保護者会やPTAとともに学校と協議し、学校が応援を推進し、吹奏楽部が出演という体制が15年度から組まれることになり、大型バスでの応援に野球部ナインも張り切り、愛校心の醸成になった。
大手予備校衛星放送を利用した補習体制
 東京の代々木ゼミナール予備校本校の授業が衛星放送を使って因島高校で同時に受講できるもので、13年同窓会と支援する会が契約金と設置費用を支援して開始された。英語、数学、国語、小論文が行われ、全国トップレベルの授業が受講でき、受験勉強のプラスなった。
学校参観、学校訪問
 保護者だけでなく、市民が学校を訪問することにより、学校を身近に感じてもらえた。遅刻の激減、整然とした通学態度、校内での挨拶など、評判はよくなった。
就職希望者へのテーブルマナー講習会
 因島高校を卒業し、社会に巣立つ若者を激励し、社会にでてからのマナーを身に着けてもらおうとナテーク城山でテーブルマナー講習会を14年度から毎年実施。
支援する会会報の発行・ホームページの開設
 因島市及び区長連合会の協力により、市内全戸配布し、因島高校や教育事情の広報に努めた。30回発行。
 因島大橋の開通など交通事情や情報の発達、尾道市への合併などにより、地元地域への関心が薄れがちである。現在50%が因島島外へ進学している。しかし、因島に生まれ生活しているわれわれとしては、将来のこどもたちのために、地域の教育力が損なわれないよう、努力していかなくてはならないと思います。島を離れた同窓生の皆様にも更なるご協力、ご支援のほどよろしくお願いいたします。