関西支部支部長・金子征二郎(昭39卒)
 第10回関西支部記念総会は目標400人!「前回370人集まったのだから、難しい数字ではない」と、思っていました。2年ほど前から、学年幹事さんたちには「1割り増しやしてくれたらいいのだから、難しく考えないで」と言いながら、会合のたびにハッパをかけ、昨年8月7日、ホテルニューオータニ大阪で開催しました。

 私たち役員はいつも通り同級生を誘ってくれば、残り30人は関西の会員以外から集められると、軽く考えていました。大阪には、近畿広島県人会があり、下部組織のように広島県下の高校同窓会の15支部が集まり、関西同窓協議会を結成し、同窓会発展のために協議し、助け合っています。昨年の事業計画では、各校の総会に出席して、参考にしようと決まっていましたので、来賓が多く来るからと楽観していました。
 実際には県人会の巻幡展男会長、藤岡忠敏幹事長(ともに因島出身者)ら役員と他校の支部長ら15人が出席してくれました。そして、何よりも竹中会長の声かけで、恩師、本部役員、同窓生ら40数人が因島から貸し切りバスを仕立てて駆けつけてくれました。また、広島支部、東京支部からも役員らが馳せ参じてくれました。感謝の気持ちで一杯です。
 さらに、「因島市が尾道市に吸収合併され、因島市が消滅します。村上和弘市長(40年卒)、宮地正助役(34年卒)、木村修一収入役(40年卒)、村上祐司商工会議所会頭(39年卒)そして松浦幸男県会議員にも出席していただきます。因島を代表する錚々たるメンバーが大阪に集合します」と宣伝もしました。
 さらにさらに、いまや全国的に引っ張りだこになっている因島水軍太鼓のメンバーにも出演していただく。しかも会場は一流ホテル。関西同窓協議会の中ではダントツの実績を誇る因島高校関西支部。にもかかわらず、やっと 300人を超す程度しか集まらなかった現実に愕然としました。
 しかし、総会の内容は豊富で出席者には楽しんでいただけたと自負しています。実は会場の隣で結婚披露宴があり、大きな音を出す水軍太鼓の演奏時間が制限されていましたので、舞台裏は時間調整でテンヤワンヤでした。総会の部では淡々と進行する予定が、ハプニング続出。来賓祝辞は短く簡単なはずが、いずれも熱弁で、大幅にオーバー。議事を短縮してもおっつかず、サカイ引越センター社長田島治子さん(35年卒)の講演に突入。田島さんは時間短縮しましょうかと合図を送っておられたのですが、進行役の私たちの判断が遅れてしまい、持ち時間いっぱい『さらに夢』を熱っぽく語ってくれました。
 恒例の歓迎コーラスで、時間調整。懇親会の挨拶、乾杯でも時間短縮しながら無事、水軍太鼓の演奏。あとは余裕を持ってアトラクションなどを楽しんでいただきました。
 同窓会とは何だろうか。大いに楽しんでいる学年と、まったく無関心の学年がある現実を私たちは直視しなければならないと思っています。学年幹事の熱意の差ばかりとは言えないようです。これからは数を追わず、無理をせず、楽しみたい者が楽しむことも視野にいれながら、同窓会のあり方を考えたいと思っています。
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関西支部総会風景