213.因島岡野敬一市長と高校生のフリートーク(1993年)(05/29 14:00)


< ページ移動: 1 2 3 >

<画像:1061138420_200x210.gif>

司会 市長はいろいろな角度から因島のことを考えていらっしゃいますね。お二人が因島をPRする場合、どんなアイデアがありますか。

村川 島外から観光客が発た時、参考になる因島の案内所がありません。だからたくさん人が集まる土生港や重井港に案内所を設けてはどうでしょうか。観光名所の情報やおみやげ品を置くなど、いろいろ活用できます。まちのいたるところで情報が得られると、気軽にサイクリングしながら島を回れて楽しいと思います。

宮地 大浜崎公館に野外ステージがありますが、年に1回『水軍まつり』の時だけしか使わないのではもったいないような気がします。もっと有名人を呼んだりしてイベントを行うと人が集まると思います。

<画像:1061138465_300x200.jpg>

市長 確かに野外ステージの有効な使い方は検討すべきですね。ただ、行政だけがイベントを行うのでなく、高校生のバンドがコンサートをするのに使ってくれてもいいのです。市民の方々に積極的に利用していただきたいですね。、市では平成元年に向こう10年の因島の姿を目標として『因島市新総合計画』を作りました。これは5つのまちづくりの柱を打ち立て、それぞれについて道路網の整備、若い人向けの市営住宅の建設、リゾート産業に付随した第一次・二次産業の活性化など、細かく施策や事業内容を計画しています。でもあくまでも主役は市民一人ひとりですから、みんなの手で魅力あるまちにするべきでしょう。計画発表から5年たった今、計画は順調に進んでいます。きっとお二人がまちに帰ってくるたぴに、因島は変わっていると思いますよ。

村川 私はもっと住みやすくなってほしいとは思いますが、反面、ギこかに因島らしい自然を残しておいてもらいたいとも思います。ディスコやカラオケボックスなど、まちの雰囲気を乱しそうな施設はいりませんから、帰ってきた時にほっとするような風景だけは壊してほしくないですね。とてもわがままかもしれませんけど…。

宮地 僕も同じです。とりあえず一人暮らしを経験してみたいので市外へ出ますが、因島はとてもいい所です。将来、またここに住めたらいいとも思います。

司会 最後にお二人の夢は?

宮地 まず大学に入学することですね。

村川 私も自分の特技を活かせる職業に就くこと。いずれ結婚して子育てもするでしょうが、どこにいても住んでいるまちに対して、積極的に自分の意見を言える主婦になりたいです。

市長 お二人はまだ若いですから、これから先々、目標を持って生きることが大切です。「これがやりたい!」と目標を定めたら必ず”できるんだ”と思い込むと本当に実現するものです。私も平成10年をめぎして『因島市新総合計画』を進めています。必ずできるんだ、という強い意志を持って取組めば住み良い因島に生まれ変わるはずです。みんなが誇れるまち・因島を作りましょう。

司会 素敵な因島像が見えてきましたね。今日は皆さん、どうもありがとうございました。

<画像:1061138845_500x158.jpg>

以上、因島市政40周年記念・いんのしま市勢要覧(1993年/平成5年10月20日発行)より


< ページ移動: 1 2 3 >
213/220

次の記事へ >
< 前の記事へ
一覧へ戻る

管理人:かわよしパソコンサービス

Powered by
MT4i v2.1β6