教員 冠美穂(昭50卒)
支援する会からの大きな援助をいただいて、今年初めて因島高校語学研修旅行が可能になり、とても感謝しています。今年は打名の生徒が応募しました。全員参加できる体制をつくつていただき、これもまた大変感謝しております。
学生の時に、単なる旅行ではなく、ホームステイ体験ができる、また、現地の高校に行ける、というのは一生に一度しかないチャンスです。海外が近くなり、いつでも行ける、できる、と思いながら、一方で行ったことがない不安から一歩が踏み出せないということがよくあります。「英語が話せないから」とか、様々な理由で躊躇する生徒もいます。
確かに、不安はいっぱいです。しかし、のっぴきならない状況に自分を置いて、自分一人でどれだけやれるか挑戦するのは楽しみでもあります。まったく違った自分がみえてくるかもしれないと応募してきた生徒は期待に胸を膨らませています。
楽しいことばかりじやないかもしれません。それも経験です。一歩踏み出した参加生達が、より前向きに、様々な経験を積めるよう、私も頑張ろうと思っています。
因島高校同窓会報3号(2002年)より
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冠美穂(昭50卒)因島高校教員