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竹中 啓修
Last Update:08/12(火) 12:42

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卒業年1955/昭和30
出身校旧因高
現在のお住まい因島
お仕事竹中商会、ゴルフ練習場経営
性別男性
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 ▼コメント
同窓会に想う

 因島高校、同窓会、会員の皆様、こんにちは。早いもので、平成15年、8月15日の総会が近づいて参りました。統合から5年目、12年には「因島高校を支援する会」の設立。翌年は同窓会会報誌の講読のPRとお付き合いに、昨年は、因島高校統合、落成式典に記念事業、会員名簿の作成の仕事等々、次から次へと忙しい5年間でした。が、その間会員の皆々様には色々の形で出費、ご寄付を頂き、有り難く厚くお礼申し上げます。統合なった因島高校、お陰様で旧因島高校、旧ほたる会、旧因島北高校、三校の統合の25000名近い会員名簿も出来上がり、同窓会も一つになりました。

 ご承知のように少子化、生徒数が年々減ってゆく中で、地元因島から島外へ流出してゆく中学卒業生があまりにも多く、頭を痛めております。好んで島外へ進学しているのではないと思います。が、「地元の子供は、地元の高校へ」このことは、「進路の保障」で結果を出さない限り実現がむつかしい。と言う言葉に返りますが、そのためにも支援する会では一番必要とする「代々木ゼミ、サテライン講座予備校、東京校の授業が衛星放送を使って同時に因島高校で受講できるものを、開設しております。が、受講された生徒の皆さんは 「将来のためにもなり、強い武器」にもなり、受けて損はないと名言しておりますが、まだまだ後輩諸氏に伝わつていないでしょうか。最近では受講生が減っているようですが、指導者と当事者等などの話し合いが必要かとも思います。折角必死になって高額な費用をかけてつくったサテラインを、理解して頂きたい。

 いずれにしても、私達因島高校のオーナーは、保護者や因島の市民であり、地域から信頼され愛される学校にしよう、を合言葉に努力を重ねてまいります。同窓生の皆様、どうぞ因島に高校をなくすことの無いよう、頑張りますのでご協力、ご支援戴きます様お願い申し上げます。

 申し遅れましたが、今年は三年に一度の支部総会が、広島支部、9月7日、リーガロイヤルホテルで行われます。時間の許される方、恩師の先生方もたくさん見えられます。出席されてはいかがですか。

因島高校同窓会報4号(2003年)より

【関連リンク】

因島高校を支援する会
http://08452.com/shien/

代々木ゼミサテライン講座
http://www.yozemi.ac.jp/les/sat/set2.html

広島リーガロイヤルホテル
http://www.rihga-hiroshima.co.jp/top.html



学校統合、校舎落成記念式典によせて

 皆さん、こんにちは。日頃同窓会活動に積極的にご協力いただきまして有難度く厚くお礼申し上げます。ご承知の通り、因島高校の前身である、土生女子実業補習学校が誕生したのは、造船の好景気に沸く1920年でした。爾来、高等女学校男女共学の土生高等学校を経て、現在の因島高等学枚に至りました。一方の因島北校の前身は194人年垂井村に土生高等学校分校として設置されました。その後機械科を統合して1966年には因島北高等学校になり、今年で創立35年を迎えました。この間、私達の母校は地域社会と共に発展し、近隣の島々の高等教育機関の中枢として24000名にのぼる多くの優秀な卒業生を世に送り出しております。今日では我が国の政界財界官界さらには、芸術芸能分野など各方面で多くの卒業生が活躍しているのはご承知の通りです。もちろん地元の因島では卒業生があらゆる分野で活躍、地域社会を支えているといっても過言ではありません。しかし乍ら近年、島の基幹産業である造船業の停滞による人口減、少子化の中、生徒数の減少、市外通学者の増加など課題を抱えています。

 こうした中、1999年県の教育改革の一貫として、両校統合され新しい因島高校としてこの地に約60億円の巨費を投じて校舎体育館が新築されました。県教育委員会を始め多くの皆様のご尽力をいただいて、県下でも他に例を見ない立派な学校です。更に総合学科という時代を先取りしたシステムが導入され、生徒の自主性と多様な能力が生かされるコースが作られました。この立派なハードとソフトを生かすも殺すもこれを運用してゆく先生方と生徒達次第です。保護者、さらには同窓会を始め地域社会の協力支援が非常に大切となります。そこで平成11年にはPTA連合会、同窓会、高校PTA、小、中、高の教職員などで「因島高校を支援する会」を設立。島を挙げてより良い学校づくりに取り組んでいます。サテライン導入の補習授業やオーストラリア研修ホームステイ17名参加も決まっております。江戸時代の俳人、松尾芭蕉の言葉に「不易流行」と言うのがあります。不易とはいつの時代でも変らない真理を言い、流行とはその時代時代の変化に対応してゆくことだと理解しています。

 近年、教育が時代の流行に流され、不易の部分がややないがしろにされていないか心配な部分があります。多くの先輩によって培われたこのすばらしい伝統の火を大事にし、次なる100周年へと引き継いでいただくことを心から祈っています。

因島高校同窓会報3号(2002年)より

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